腎臓病は食事療法が大切なケアになる|身体の異常を解消

医者

腎臓によい食事をするには

女性と犬

腎臓は血圧を調節します

腎臓の働きは多くあります。必要な物質を再吸収し、老廃物を尿として体外に出す、血圧を調節する、血液を作るホルモンを作り出す、骨を強くする活性化ビタミンDをつくる、などです。そのため、腎臓病では貧血が出現することもあります。血圧を調節する働きについて詳しく見て行くと、まず、ナトリウムの再吸収があげられます。ナトリウム(塩分)を摂りすぎると高血圧になる、というのは有名です。腎臓は余分なナトリウムと水分を排出することで血圧を下げています。また、腎臓は血圧調節に関するホルモンを作っており、腎臓病になるとその調節がうまくいかなくなり、高血圧になってしまいます。また、腎臓は細い血管から成り立っており、腎臓病で機能が低下すると血管が硬くなって高血圧になってしまいます。このように腎臓病と高血圧は深い関係があります。

食事を工夫しておいしく

腎臓病では老廃物が処理できない、血圧が調整できず高血圧になると前述しました。では、それを防ぐ腎臓病食の特徴をみていきます。1番の基本はナトリウム、すなわち塩分制限です。そして重症度によって、たんぱく質制限、カリウム制限、水分制限が加わります。なぜなら、腎臓の働きの1つに、たんぱく質が分解されて生成された窒素を尿素として体外に排出する働きがあります。そのため、腎臓病になるとたんぱく質の多い食事は腎臓に負担をかけるため、たんぱく質制限が必要なことがあるのです。基本は塩分制限ですが、極端に薄味にするだけでは、食事は味気ないものになります。その対策として、だしを濃くとる、酸味をきかせるなどの方法で、薄味でもおいしく食べられるようにします。また、たんぱく質制限では、肉や魚、豆腐を食べられる量が減ってしまうので、揚げることで満足感を得やすくする方法があります。また、穀類にもたんぱく質が含まれているので、たんぱく質が少ない商品を選び、他でたんぱく質を食べられるようにします。カリウム制限の場合は、生野菜、生果物はよくないのでゆでる、煮る、といった工夫をすることで食べられます。